本剤(キプレス®錠5mg/錠10mg/OD錠10mg)と吸入ステロイド剤を併用している患者で、本剤の投与によってステロイドの維持量が減量できたため、本剤の投与を中止する場合には、原疾患が再発するおそれがありますので注意してください。
電子添文の記載は、以下のとおりです。
8. 重要な基本的注意 〈効能共通〉 8.1 本剤投与によりステロイド維持量を減量し得た患者で、本剤の投与を中止する場合は、原疾患再発のおそれがあるので注意すること。 |
[補足]
本剤を併用することにより吸入ステロイド維持量を減量し得た患者において、本剤の投与を中止した場合には、本剤併用による上乗せ効果がなくなることによって原疾患が再発するおそれがあります。ただし、本剤を中止した場合に、原疾患が再発することはあっても、本剤投与以前の症状より悪化すること(リバウンド現象)はありませんでした1)。
- 電子添文(8.1項)[2024年5月改訂(第2版)]
- 補足;インタビューフォーム(VIII.5.重要な基本的注意とその理由)[2025年1月改訂(第47版)]
References
- Reiss, T.F. et al. :Arch. Intern. Med. 1998 ;158 :1213-1220(PMID: 9625400)
2025/1/6