本剤(ペンタサ®坐剤1g)の有効成分であるメサラジンの代謝と排泄の経路は、以下のとおりです。
◆代謝
メサラジンは全身に分布するN-アセチルトランスフェラーゼによって生体内でアセチル体に代謝されます。
◆排泄
健康成人男性6例にペンタサ坐剤1g(メサラジンとして1g含有)を空腹時に単回直腸内投与したとき、未変化体及びアセチル体の投与後24時間の累積尿中排泄率はそれぞれ0.1%及び14.0%でした1)。
[解説]
◆代謝
ヒトにおいて、メサラジンは全身に分布するN-アセチルトランスフェラーゼによって生体内で安定なアセチル体(N-アセチルメサラジン)に代謝される。経口投与の場合は消化管、肝臓が主な代謝部位となっている。
- 電子添文(16.4項、16.5項)[2024年5月改訂(第4版)]
- 解説;インタビューフォーム(VII.6.代謝)[2024年5月改訂(第11版)]
References
- 社内資料 :PS-SP臨床薬理試験<第I相> -健康成人男性を対象とした薬物動態の検討-
2024/5/31