本剤(ペンタサ®顆粒94%/錠250mg/錠500mg)の有効成分であるメサラジンにより、過敏症状(発熱1)、腹痛2)~6)、下痢2),4)、好酸球増多7)等)の発現や潰瘍性大腸炎・クローン病の悪化8),9)が認められることがあります。
異常が認められた場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行ってください。
また、サラゾスルファピリジンでアレルギー症状がみられた患者に本剤を投与したところ、同様のアレルギー症状が認められたとの報告がありますので、サラゾスルファピリジンでアレルギー症状がみられた患者に本剤を投与する場合は注意してください。
電子添文の記載は、以下のとおりです。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと) 2.3 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者[8.1参照] |
8. 重要な基本的注意 8.1 メサラジンにより過敏症状(発熱1)、腹痛2)~6)、下痢2)、4)、好酸球増多7)等)が発現することがあり、また、潰瘍性大腸炎・クローン病が悪化8)、9)することがあるため、異常が認められた場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。[2.3参照] |
<ペンタサ®顆粒94%>
9. 特定の背景を有する患者に関する注意 9.1 合併症・既往歴等のある患者 9.1.1 サラゾスルファピリジンに対する過敏症のある患者 ペンタサ錠をサラゾスルファピリジンでアレルギー症状がみられた患者に投与したところ、国内の臨床試験で39例中3例(7.7%)1)、2)、5)、10)、外国において43例中2例(4.7%)11)に同様のアレルギー症状が認められた。そのため、サラゾスルファピリジンでアレルギー症状がみられた患者に本剤を投与する場合は注意すること。 |
<ペンタサ®錠250mg/錠500mg>
9. 特定の背景を有する患者に関する注意 9.1 合併症・既往歴等のある患者 9.1.1 サラゾスルファピリジンに対する過敏症のある患者 本剤をサラゾスルファピリジンでアレルギー症状がみられた患者に投与したところ、国内の臨床試験で39例中3例(7.7%)1)、2)、5)、10)、外国において43例中2例(4.7%)11)に同様のアレルギー症状が認められた。そのため、サラゾスルファピリジンでアレルギー症状がみられた患者に本剤を投与する場合は注意すること。 |
- 顆粒94%;電子添文(2.3項、8.1項、9.1.1項)[2024年5月改訂(第4版)]
- 錠250mg/錠500mg;電子添文(2.3項、8.1項、9.1.1項)[2024年5月改訂(第4版)]
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2024/12/2