重篤な肝障害のある患者には、本剤(ペンタサ®顆粒94%/錠250mg/錠500mg)を投与しないでください(禁忌)。
また、肝機能の低下している患者では、本剤の有効成分であるメサラジンの代謝が遅延し、副作用があらわれるおそれがありますので、患者の状態を観察しながら慎重に投与してください。
本剤をメサラジン坐剤又はメサラジン注腸剤と併用する場合は、メサラジンとしての総投与量が増加しますので、適宜減量するなど、十分に注意してください。
併用時に異常が認められた場合には、減量又は中止する等の適切な処置を行ってください。
電子添文の記載は、以下のとおりです。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと) 2.2 重篤な肝障害のある患者[9.3.1参照] |
7. 用法及び用量に関連する注意 7.3 本剤をメサラジン注腸剤又は坐剤と併用する場合には、メサラジンとしての総投与量が増加することを考慮し、特に肝又は腎機能の低下している患者並びに高齢者等への投与に際しては適宜減量するなど、十分に注意すること。併用時に異常が認められた場合には、減量又は中止する等の適切な処置を行うこと。[9.2.2、9.3.2、9.8参照] |
9. 特定の背景を有する患者に関する注意 9.3 肝機能障害患者 9.3.1 重篤な肝障害のある患者 投与しないこと。肝障害がさらに悪化するおそれがある。[2.2 参照] 9.3.2 肝機能の低下している患者(重篤な肝障害のある患者を除く) 代謝が遅延し副作用があらわれるおそれがある。[7.3、8.4参照] |
[関連FAQ]
- 顆粒94%;電子添文(2.2項、7.3項、9.3項)[2024年5月改訂(第4版)]
- 錠250mg/錠500mg;電子添文(2.2項、7.3項、9.3項)[2024年5月改訂(第4版)]
2024/6/3