本剤(ペンタサ®顆粒94%/錠250mg/錠500mg)は、"成人"で"活動期"にある再燃寛解型で中等症の"潰瘍性大腸炎患者(直腸炎型を除く)"においてのみ、必要に応じて1日4,000mgを2回に分けて投与することができます。
ただし、1日4,000mgを、8週間を超えて投与した際の有効性は確立していませんので、患者の病態を十分観察しながら投与を継続してください。
以下の患者においては適応外の用法及び用量となりますので、ご注意ください。
- 成人の寛解期の潰瘍性大腸炎患者
- 成人のクローン病患者
- 小児の潰瘍性大腸炎患者
- 小児のクローン病患者
電子添文の記載は、以下のとおりです。
6. 用法及び用量 (一部抜粋) 〈潰瘍性大腸炎〉 通常、成人にはメサラジンとして1日1,500mgを3回に分けて食後経口投与するが、寛解期には、必要に応じて1日1回の投与とすることができる。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日2,250mgを上限とする。 ただし、活動期には、必要に応じて1日4,000mgを2回に分けて投与することができる。 |
7. 用法及び用量に関連する注意 7.1 1日4,000mgへの増量は、再燃寛解型で中等症の潰瘍性大腸炎患者(直腸炎型を除く)に対して行うよう考慮すること。 [17.1.2参照] 7.2 1日4,000mgを、8週間を超えて投与した際の有効性は確立していないため、患者の病態を十分観察し、漫然と1日4,000mgの投与を継続しないこと。 |
- 顆粒94%;電子添文(6項、7.1項、7.2項)[2024年5月改訂(第4版)]
- 錠250mg/錠500mg;電子添文(6項、7.1項、7.2項)[2024年5月改訂(第4版)]
2024/6/3